昭和乙女の真面目なトーク

人生はローラーコースター

「幸せ」でいることが、居心地悪く感じるのは何故?

みなさん、こんにちは。

新しい一週間が始まりましたね。

あまり雨が多くありませんように。

 

今日は、前回の続きを書いてみようと思います。

 

showaotome.hatenablog.com

 

忘れたいけれど忘れることが出来ない。

そんな記憶と一緒に生きていくのは、

時に本当に辛いものですよね。

辛いだけでなく、怖いのは、

その記憶が、あなたの人生を

左右してしまうこともある

と言うことです。

 

 

私の話しを例にあげます。

母親から虐待されていたことは、

数年前まで私を煩わせたことは

ありませんでした。

母にも事情があったのだろう。

そう思うことで、自分では既に母を許しているし、

愛しているとさえ思っていたのです。

 

子どもの頃の虐待が気になり始めたのは

友人たちに繰り返し言われ続けてきた言葉に突然、

自分自身も疑問を感じ始めたからです。

 

乙女は、どうして最終的に選ぶのはいつも

変な人ばっかりなの?

 

 

自分でも笑うしか答えようがないくらい、

まぁ、しくじって来ました。

 

私は三回、結婚しています。

最初の夫は、命の危険さえ感じるほど嫉妬深い人でした。

 

二番目の夫は優しい人だったけれど、ギャンブル好きで、

私が気が付いた時は手遅れで、二人で購入した家も失いました。

 

三番目の夫は、、、

後のネタにとっておきます笑

 

ここでお伝えしたいのは、

私はただの一度も、

理想の結婚像を思い描いたこともなく、

はたまた家族とは一体何なのか?

全く分かっていなかった、

ということです。

 

シンデレラを夢見る女性は多いのでしょうね。

将来〇〇くんのお嫁さんになる。

だって〇〇くんは優しいし、頭が良いし、

スポーツも出来るし、家も大きいし。

 

子どもの頃から相手に求める条件が、

しっかり決まっていた友人たちは

たくさんいました。

 

理想の男性に求める言葉も色々移り変わり、

ちょっとググれば、

3高、3C、YSCに、3NO

なんていう条件まで出て来ます。

私が一度も意識して来なかった言葉です。

 

 

私を大切にしてくれる男性たちから、

プロポーズされたことも何度かあります。

その人たちのご家族はみんな、

とても仲良しそうで、私に対しても、

とても優しくしてくれました。

彼らのうちの誰かと結婚していたら、、、。

もしそうしていたらきっと「幸せな家庭」

というステイタスの中にいたのでしょう。

 

けれど私には

「居心地が悪かった」のです。

 

仲の良い家族。

私の目には、アニメで観るサザエさんのような、

バーチャル的なものにしか映らず、

それが、現実には思えませんでした。

 

 

虐待を受けたり、

両親の不仲を見て育った人の中には、

私と同じような道をたどる人が

多いと聞きます。

 

何故なら、、、。

 

幸せでいることが不安だからです。

私がそれに気づいたのは、やっと最近、

カウンセリングを受け始めてからでした。

 

親からだって愛されていないのに、

どうして他人が私を愛してくれるだろうか?

そんなことがあるわけがない。

こんな幸せはいつか消えてしまう。

だって私は、

「愛される価値がない」のだから。

 

 

不幸せなリレーションシップにいる限りは、

あなたが子どもの頃に体験していた通りですから、

それ以上失望することも期待することもありません。

よく知っているから

「居心地が良い」のです。

 

傷つけられ、裏切られれば悲しいけれど、

「やっぱりね。」と割り切ればいい。

あなたは、あなたの過去で既にそれを学習しています。

 

人は自分が体験したことだけを

「普通」だと思い込むのです。

 

もちろん他の家庭と比べて、

何だかうちはおかしい、と頭では感じていても、

自分の経験、環境のみが、

自分の中で「普通」

という基準に設定されてしまうのです。

これは大人になってから、

おかれる環境によっても左右されます。

 

インプリントという言葉があります。

ご存じと思いますが、

生まれたてのヒナが孵化してから、

最初に見たものを親だと思い込む現象のことです。

後から本当の親を見ても、

家族だとは思わないんですね。

 

旅行は楽しいですよね。

近場の温泉ではなくて、

初めての海外旅行はどうでしたか?

どんなに素晴らしい旅行だったとしても、

自分の家に帰った瞬間、

ホッとしませんでしたか?

 

 

人は基本的に変化を恐れるし、

自分が知らないものよりも、

慣れ親しんでいるものに

心地良さを感じますよね。

 

問題は、、、

それが人から見たら

どんなにひどい状況だったとしても、

やはり同じように

心地良さを覚えてしまうことです。

 

少し違った例をあげてみます。

例えば、、、

家族は仲良しだったけれど、

お金がなくて、

貧乏な子ども時代が嫌だった。

という人はどうでしょうか?

物に満たされていなかった、

という経験だけであれば、

自分で稼ぐことや、

女性なら経済力のある男性と結婚することで、

貧乏だった子ども時代は完全に過去となり、

いつか笑い話になる日が

来るかもしれません。

 


ただ、心が満たされていない場合は、

その空洞をどうやって埋めたら良いか分からず、

トラウマとしていつまでも記憶に残り、

気付かないうちにジワジワと

あなたの人生を破壊していく

可能性もあるのです。

 

では、どうやったら

過去から自分を切り離し、

負の連鎖を断ち切ることが

出来るのでしょうか?

私は今、この課題の中にいます。

少しずつ見えて来たことがあるので、

次回はそれを書きたいと思います。

 

読んで下さってありがとう。

良い一日になりますように。

Love,